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 世界的名作小説をモチーフにした青春映画『ライ麦畑で出会ったら』が全国で公開中だ。『ライ麦畑でつかまえて』は1951年に刊行されたJ・D・サリンジャーによる長編小説。そのサリンジャー役を「アダプテーション」でアカデミー賞助演男優賞受賞の名優クリス・クーパーが演じているのも見どころだ。

【『ライ麦畑で出会ったら』の場面写真はこちら】

■サリンジャーに会いたいから旅に出る

1969年、アメリカ・ペンシルベニア州。学校一冴えない高校生のジェイミー(アレックス・ウルフ)は、周囲となじめない孤独な生活を送っていた。そんなある日、若者のバイブル『ライ麦畑でつかまえて』に感銘を受け、演劇として脚色することを思いつく。しかしそれには、作者J・D・サリンジャーの許可が必要だと知る。連絡をとろうと試みるが、隠遁生活をする作家の居所はつかめない。

 その最中、学校である事件が発生し、ジェイミーは寮を飛び出してしまう。そして演劇サークルで出会ったディーディー(ステファニア・オーウェン)とともに、サリンジャー探しの旅に出ることを決意。新たな一歩を踏み出したジェイミーが見つけたものとは?

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

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