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ああ、希望は東京壊滅 小池側近の若狭氏まで落選? 刺客は返り討ち 自民党は新潟全敗の危機も

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小泉耕平 亀井洋志 村上新太郎 /西岡千史週刊朝日#2017解散総選挙

希望候補の鳩山太郎氏らと必死で支援を訴える小池代表(撮影・小泉耕平)

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自転車で支援を訴える長妻氏(撮影・小泉耕平)

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「裏切り者」と罵声をあびた自民から希望にうつった福田峰之氏

「裏切り者」と罵声をあびた自民から希望にうつった福田峰之氏

政治評論家・小林吉弥×選挙プランナー・松田馨の政党別獲得議席数予測

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【東京ブロック】第48回衆院選の主な候補者を掲載した。所属政党の表記は、自=自民、公=公明、希=希望、立=立憲民主、共=共産、社=社民、維=日本維新の会、無=無所属。◎=有利、○=やや有利、△=当落線上、▲=追い上げれば当選の可能性も

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【北陸信越ブロック】第48回衆院選の主な候補者を掲載した。所属政党の表記は、自=自民、公=公明、希=希望、立=立憲民主、共=共産、社=社民、維=日本維新の会、無=無所属。◎=有利、○=やや有利、△=当落線上、▲=追い上げれば当選の可能性も

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 小池百合子代表のお膝元である東京。“逆風”の中、小池氏が連日、東京での候補者の応援演説に回るが、挽回できるか。元民進系議員の選対関係者がこう語る。

【全選挙区予測議席数はこちら】

「連合など組織から支援が得られず、スタッフが足りないのが痛い。希望で小選挙区の当選圏内なのは民進の前職1~2人で新人組は全滅。比例と合わせても4~5人かも」

 東京2区の希望新人・鳩山太郎氏は故・鳩山邦夫氏の長男。都議を1期務めたものの再選はならず、以後、文京区長選、参院選に落選した苦労人。父のかつての地盤で再起を狙う。ちなみに希望の党に鳩山家から巨額の資金提供を申し出たという情報も飛び交った。鳩山氏を直撃すると、

「父の代からの支援者には『頑張って』と言われます。資金提供? そんな事実はないです。うちはそんなお金を出せる状況ではない。よくまあいろいろなことを言われるなと思いますね」

 自民党を離党して希望入りした福田峰之氏は、地盤の神奈川8区から東京5区に国替え出馬。小池氏が応援演説で「私の右腕です」と持ち上げたが、落下傘で厳しい戦い。街頭演説中に神奈川8区在住だという通行人の男性から「裏切り者!」と大声で罵声を浴びせられる場面もあった。福田氏がこう語る。

「批判は受け止めるしかない。20年、30年先に今の子どもたちに裏切り者と言われたくはないと、原発ゼロ政策などを打ち出している。組織もなく完全に手作り選挙ですが、原点に返ってやっています」

 東京7区の希望新人・荒木章博氏は都民ファーストの会代表の荒木千陽都議の父。熊本県議を辞職して東京で出馬するという“荒業”で、自民・松本文明氏、立憲民主・長妻昭氏と三つ巴の戦いになっている。

 立憲民主への支持が堅調なこともあり、逆風だった12年、14年の選挙でも当選した長妻氏がやや有利か。長妻氏がこう語る。

「今回、選挙区を自転車で回っていると、驚くほどたくさんの人が手を振ってくれます。ちょっと(民主党が政権奪取した)09年に似ていますね」

 小池氏と対立してきた東京8区の石原伸晃・元都連会長には東京9区から国替えした希望の木内孝胤氏が“刺客”として挑むが、立憲民主、共産と候補者が乱立する中で、野党側は票が割れて厳しい戦いになりそう。東京11区の下村博文・前都連会長、東京24区の萩生田光一・都連総務会長の選挙区も同様で、“刺客”たちは返り討ちの危機だ。東京10区から出馬した小池側近の若狭勝氏も落選の危機に直面している。

 自民圧勝の空気の中、注目が新潟。2区以外で野党統一候補が実現し、自民は全敗の危機すらあるという。野党関係者は言う。

「原発再稼働が争点となった昨年の参院選と県知事選で連勝した成功体験があり、突然の解散でも『野党統一候補で』となった」

 新潟4区では「ゲス不倫」騒動の宮崎謙介元衆院議員の妻・金子恵美氏と菊田真紀子氏の激戦が騒動に発展。金子氏が自らのフェイスブックに、菊田氏の後援会役員が金子氏の支援者に「金子を応援するのであれば、明日から今の取引を止める」と脅しをかけたと投稿。これに対し菊田氏は「完全にデマ」と反論。虚偽情報を広めたとして警察に通報したという。

 新潟5区では泉田裕彦前新潟県知事が自民党候補で出馬する。しかし、泉田氏は知事時代に県議会で自民党と対立した遺恨があり、「泉田は絶対に応援しないと話す自民県議もいる」(新潟県政界関係者)。知名度は高くても苦労しそうだ。(本誌・小泉耕平、亀井洋志、村上新太郎/西岡千史)

週刊朝日  2017年10月27日号


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