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行きたくても行けない世界遺産「沖ノ島」 神宿る島に宿る日本の宝

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週刊朝日

毎年10月1日に斎行される「みあれ祭」では、沖津宮と中津宮の御神体を辺津(へつ)宮に迎える。写真は御神体が納められている御座船(ござぶね)(撮影/今村拓馬)

毎年10月1日に斎行される「みあれ祭」では、沖津宮と中津宮の御神体を辺津(へつ)宮に迎える。写真は御神体が納められている御座船(ござぶね)(撮影/今村拓馬)

「『神宿る島』宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群」が7月9日、世界文化遺産に登録決定した。日本の世界遺産では21件目、文化遺産としては17件目となる。古代から独特のしきたりを守り続けてきた沖ノ島は誇るべき日本の宝島となった。

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「すべての構成資産が登録されると信じていました。地域の皆さんとの15年間にわたる活動が報われました」(福岡県宗像市世界遺産登録推進室長の徳永淳さん)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、宗像市の沖ノ島や宗像大社など八つの構成資産からなる「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を世界文化遺産に登録することを決定した。沖津宮遥拝所、宗像大社中津宮など、四つの構成資産を除外すべしというイコモス(世界遺産委員会の諮問機関)の勧告を覆してのすべての資産の登録となった。

 日本最後の秘境ともいわれ、女人禁制、男性であっても入島が厳しく制限されている沖ノ島(※注)。2016年秋、幸運にもそこへ渡る機会を得た。

 港を離れ船が沖に出ると大きく揺れ始めた。予想以上であった。船を打つ波の音を聞くこと約2時間、霧の中に沖ノ島が現れた。部外者を寄せ付けない威厳と畏怖を感じる。やはり神の島だ。


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