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なべやかんが語る映画『ゴジラvsコング』 成功の鍵は怪獣愛

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太田サトル週刊朝日

米公開が正式決定した映画「ゴジラVSコング」はどんな映画になるのだろうか?(イメージ)(c)朝日新聞社

米公開が正式決定した映画「ゴジラVSコング」はどんな映画になるのだろうか?(イメージ)(c)朝日新聞社

1976年11月16日、大阪マルビル屋上に出現した洋画「キングコング」の宣伝用の人形 (c)朝日新聞社

1976年11月16日、大阪マルビル屋上に出現した洋画「キングコング」の宣伝用の人形 (c)朝日新聞社

 58年ぶりの怪獣プロレスの行方はいかに――。2020年の全米公開が正式決定した映画「ゴジラVSコング」の監督が、ハリウッド版「デス・ノート」などを手掛けたアダム・ウィンガード氏に決まった。ウィンガード監督は、「サプライズ」をはじめ、ホラーサスペンスを得意とする監督でもある。

「フリとオチがしっかりしているという、いいホラー映画の条件を満たした作品を手がける監督ということで、期待がふくらみます」

 と話すのは、特撮作品に造詣が深く、一番好きなゴジラ映画も、その「キングコング対ゴジラ」だという、お笑いタレント・なべやかんさんだ。

 キングコングとゴジラの対決は、若い世代には16年の「シン・ゴジラ」と17年「キングコング 髑髏島の巨神」というヒット作の「主役」の激突であり、 特撮ファンにとっては1962年の東宝映画「キングコング対ゴジラ」以来、58年ぶり(20年公開時)の再戦なのだ。

「初代ゴジラ(54年)の円谷英二監督は、ゴジラを作るにあたり、ハリウッドから『キングコング』(33年)のフィルムを取り寄せ研究したと言われています。つまり、キングコングがいなかったら、ゴジラは誕生していなかったかもしれない。そんな2匹の対決は、怪獣プロレスの最高傑作となりました」

 やかんさんによれば、怪獣映画の出来には、監督の「怪獣愛」が大きく影響するのだという。

「怪獣愛の薄い監督の怪獣映画は、結果的に怪獣ファンの怒りを買う駄作になることが多いです。デザインが大切ですね。ゴジラを好きな人にとっては、シルエットがちゃんと、いわゆる“ゴジラ”でなくてはだめ。ハリウッド版ゴジラがイマイチ愛されなかったのは、それが原因だと思います。極端にいえば、これを理解していれば、たとえ内容が悪くても、末永く愛されるゴジラが誕生することになります」

 キャストも未発表の段階だが、怪獣ファンのやかんさん、もし出演や吹き替えのオファーが来たら?

「それはもう、土下座してでも(笑)! できることなら、殺される役がいい。怪獣映画の醍醐味は、怪獣に殺されることです!」

 東宝版「キンゴジ」では、両者、海へとリングアウトの引き分けという結末だった。ハリウッド版の対決は、どちらに軍配があがるか。(本誌・太田サトル)

※週刊朝日オンライン限定記事


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