世界的ギタリストMIYAVIが老いて学んだ“人の愛し方” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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世界的ギタリストMIYAVIが老いて学んだ“人の愛し方”

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 朝も昼も夜もサッカーボールを蹴っていた。子供の頃、ボールを携えて世界中を旅する自分を夢想していた。ケガでサッカー選手の夢が絶たれたとき、入れ替わるようにギターと出会う。当時の焦燥感、虚無感、サッカーボール大の心の穴を埋めてくれたのがギターだった。

「ギターに出会って、景色が一変しました。見よう見まねで最初にギターに触ったとき、見えたんです。何十万ものオーディエンスたちの前で、ギターをかき鳴らしながらスポットライトを浴びている自分の背中が。その光景が忘れられなくて。今もそれを追いかけている最中です」

 MIYAVIが注目されたきっかけは、エレキギターをピックを使わずにすべて指で弾く“スラップ奏法”にある。

「僕が始める以前にも、ギターを指で弾く人なんて、ごまんといた。僕よりギターがうまい人だって、世界には数え切れないほどいる。でも、自分がいち日本人として、いちアジア人として、西洋の楽器であるギターを使って、ロックやブルースをやる意義みたいなものを見いだしたかった。それで、三味線のあのベベンベン、という“間”の感じを取り入れようと試行錯誤していたら、このスタイル(スラップギター)になったんです。日本でもインポートの時代は終わったような気がします。ここからは、僕らにしかないエッセンスを織り交ぜたモノをエクスポートしていく時代。それが、先達が切り開いてくれたロックやブルース、そしてカルチャー自体を未来に繋いでいく、この時代を生きる僕らの責任なんじゃないかって感じています」


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