元々更迭するつもり? 松島元法相は党内で批判続出だった 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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元々更迭するつもり? 松島元法相は党内で批判続出だった

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週刊朝日#小渕優子
松島みどり氏と問題のうちわ (c)朝日新聞社 

松島みどり氏と問題のうちわ (c)朝日新聞社 

 女性閣僚の2人が辞任し一挙に苦境に立っている安倍政権。しかし、その内のひとり、松島みどり法相(58)は、首相官邸が元々はしごを外すつもりだったようだ。

 第2次安倍内閣が発足したのは一昨年12月のこと。滑り出しから政権運営は順調だった。「経済再生」を柱に掲げ、円安と株価上昇で昨夏の参院選は大勝。第2次内閣は閣僚の辞任や交代が一人もないまま、戦後最長の617日続いた。

 9月3日の内閣改造では「女性活躍」を掲げ、過去最多に並ぶ女性5閣僚を起用。読売新聞や日本経済新聞の世論調査では支持率が10ポイント以上もアップし、安倍首相はしてやったりだった。自民党ベテラン議員が明かす。

「党内に約60人いる大臣適齢期の男性議員を切り捨ててまで女性を登用したので、首相は結果が出て喜色満面でした。ライバルの石破茂前幹事長(57)の閣内封じ込めにも成功。官邸内では『これで来年秋の総裁選での再選は確実になった。ただ無投票ではつまらないので、ベテラン女性議員をアテ馬として立候補させよう』なんてプランまで、練られていたようです」

 おごる平家は久しからず──。10月中旬、順風だった安倍政権は一変する。「週刊新潮」が小渕優子経済産業相(40)のズサンな政治資金問題を報道。小渕氏も「調べれば調べるほど大きな問題」と官邸に報告したため、安倍首相は“うちわ配布”の松島法相とのダブル辞任を決断せざるを得なくなった。

「実は以前から、松島さんを更迭したほうがいいという声は官邸内に出ていました。大臣就任後、批判していた赤坂宿舎に住んだり、公用車をワゴンタイプに変えたり、やりたい放題でしたから。『死刑執行にサインをする法相が赤いスーツなんて不謹慎だ』といった批判もあった。小渕氏の問題が発覚したので、同時に辞めさせようとなったようです」(官邸担当記者)

 第1次安倍政権では、不祥事が発覚した大臣を首相がかばい続けた結果、さらなる支持率低下を招いた。それを教訓にしての素早い決断だったのだろう。だが、女性活躍を掲げた矢先の2大臣辞任は政権にとって大ダメージだ。

週刊朝日 2014年11月7日号より抜粋


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