安倍首相夫人が語った「脱原発」と「夫婦論争」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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安倍首相夫人が語った「脱原発」と「夫婦論争」

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安倍昭恵(あべ・あきえ)1962年、東京都生まれ。聖心女子専門学校卒。電通を経て、87年に安倍晋三氏と結婚。山口県下関市のFMラジオで「アッキー」の名でDJを務めた。2012年10月、自身が経営する居酒屋「UZU」をオープンした。父は元森永製菓社長の松崎昭雄氏(撮影/写真部・工藤隆太郎)

安倍昭恵(あべ・あきえ)
1962年、東京都生まれ。聖心女子専門学校卒。電通を経て、87年に安倍晋三氏と結婚。山口県下関市のFMラジオで「アッキー」の名でDJを務めた。2012年10月、自身が経営する居酒屋「UZU」をオープンした。父は元森永製菓社長の松崎昭雄氏(撮影/写真部・工藤隆太郎)

田原総一朗氏(撮影/写真部・工藤隆太郎)

田原総一朗氏(撮影/写真部・工藤隆太郎)

 消費増税、原発推進の安倍政権に対し、「増税反対」「脱原発」を自由奔放に訴えるなど“家庭内野党”としてその存在を知られる首相夫人の安倍昭恵さん(51)。夫との家庭内論争の真相は? 小泉純一郎元首相の脱原発宣言に対し、今、何を思うのか? 政権のご意見番、田原総一朗氏がズバリと切り込んだ。

*  *  *
田原:小泉純一郎元首相も「原発即ゼロ」を訴えて注目されましたね。

安倍:うーん。割りと唐突に言われた感じだったので、どういうことなのかなと。

田原:小泉さんは「原発は今すぐゼロ」と言った。原発に代わる代替エネルギーはどうなると言われると、政治家が「やめる」と言えば、専門家、官僚が代替案を考えてくれると。ちょっとめちゃくちゃだと僕は思う。

安倍:小泉さんに関してはよくわからないんです。私としては使用済み核燃料の問題もあるし、廃炉にしていかないといけないと思います。ただ、「原発ゼロ」と言った途端に、原子力に関する研究者がいなくなるようではいけない。原発ゼロにすると、経済的にどうなるかも考えていかなければいけないと思いますが、省エネがまだまだできると思います。東京のビルで省エネが最適化できているのは3%しかないという話も聞きました。そうであれば、残りの97%を完全に省エネできれば、電力の消費量は減りますから、原発を使わなくても大丈夫になるかもしれない。まず、節電の努力をし、再生可能エネルギーなどの技術も精査する機関ができればいいなと。

田原:小泉さんは安倍さんが原発をやめると言えば、野党は賛成する、郵政選挙時とは違って安倍さんはラッキーとも言いましたね。

安倍:政治なのでそう簡単にいかないこともあるんだと思います。まあ、でも小泉さんの言われることも一理あるというか……。ただ、新しい原発技術などを含め、いろんな可能性を考えていると思いますし、もちろん事故があったときに大変なことになるというのは誰もがわかっていることなので、そこは政府として判断していくのだろうと思います。私は政治家ではないので、小泉さんの発言を含め、ちょっとわからないです。

田原:ご主人とは家で、原発問題についても話をするんですか。

安倍:再生可能エネルギーなど、原発に代わる新しいエネルギーが必要だという話はしていますよ。主人も「それはわかっているんだ」と言っています。

田原:でも今のところ、自民党は原発を重要なエネルギーと位置づけている。論争になったりしませんか?

安倍:論争にはならないんですね、これがまた。

田原:そこはおもしろいところですね。どうして?

安倍:ならないというか、あまり聞いてもらえないのかもしれない。

田原:昭恵さんが折れるんですか?

安倍:折れるというか、互いに忙しいので、家にいると、主人は書斎で勉強しているとき以外はDVDを見たりくつろいでいるときじゃないですか。そんなときに言いだしにくいので……。

田原:面倒な話はしない。

安倍:私としても、今回は体調に気をつけてほしいと思うので、家に帰ってまでストレスになってはいけないと思って、若干控えているかもしれないですね。

週刊朝日  2014年1月3・10日号


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