相手にすると厄介? それでも市場が注目する「バブル女子」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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相手にすると厄介? それでも市場が注目する「バブル女子」

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週刊朝日#女子
踊れ、踊れ、バブル女子!! (c)朝日新聞社 

踊れ、踊れ、バブル女子!! (c)朝日新聞社 

「バブルの頃は、本当にすごかったんだから!」。臆面もなく、こんなセリフを口にするアラフィフ(50歳前後)の女性たち。最近なぜか「バブル女子」が脚光を浴びているという。

 1980年代後半から90年代初頭のバブル時代の経験が、彼女たちの心のよりどころ。他の世代の感覚から少々“ズレ”た存在だと見られてきた。ポストバブル世代のコラムニスト・芳麗(よしれい)さん(41)は、舌鋒鋭くこう指摘する。

「45歳から54歳ぐらいの『バブル女子』は、華やかで、男性にも社会にもチヤホヤされる青春を送ってきたからか、いまでも妙にハイテンションでポジティブ。時代に流されるままに消費し、就職、結婚してきたので、自己を内省できていなくて、内面的に未成熟な人が多いようです。人から高く評価されないと納得できないし、時代遅れのバブル的な価値観を押し付けてくるので、相手にすると厄介です」

 長びく不況の影響で、市場の主流は「倹約」「堅実」「草食系」に変わり、バブル世代はさらに“浮いた”存在になっていった。ところが、緩やかな景気回復で消費意欲が高まりつつあるいま、そんな「バブル女子」に市場の注目が集まっているのだ。マーケティングライターの牛窪恵さん(45)は、こう解説する。

「女性は私ぐらいの年齢から、子育てやキャリアアップが一段落して、時間的にも金銭的にも余裕ができてきます。消費欲求の強いバブル女子が再び主役として消費の現場に戻ってくるのを、企業は以前から期待していました。この時期とアベノミクスが重なり、バブル女子は経済が豊かな時代が育んだ『資産』として、再認識されたのです」

 ちなみに、「バブル男」も同じかと思いきや、「『男は家族を養うもの』という責任感が強い年代です。バブル崩壊後の大企業の倒産を目の当たりにしたトラウマは強く、消費傾向は控えめ」(牛窪さん)なのだとか。

 バブル女子の突出して旺盛な消費心理は、10月7日創刊のファッション誌「GOLD」(世界文化社)に凝縮されている。

 同誌の想定読者層は45歳から52歳で、想定世帯平均年収は2千万円以上。誌面を飾るのは高級ブランドやスポーツタイプの外車、豪華な海外旅行など、まるで夢のよう。想定する読者と同年代の内山しのぶ編集長(50)は言う。

「GOLD世代は物欲というよりも、『どこにもないものが見たい』という体験欲が強いのです。20代でブランド品に触れ、一流レストランを訪れ、初めて本物のよさを知った。同時に、心が豊かになる喜びを感じたのです。彼女たちはこれからの未来も、ときめく世界を見たいと願っている。この世代は、頑張れば願いはかなうという、他の世代にはない強い自信を持っているのも特徴ですね」

週刊朝日 2013年10月25日号


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