心の問題と「腰痛」が結びつくことも 40歳男性の場合
週刊朝日日常生活が送れないほど腰が痛いのに、はっきりした原因がわからないことも多い慢性腰痛。腰痛の患者数は3千万人ともいわれる。昨年11月、治療指針である「腰痛診療ガイドライン」がまとまり、科学的根拠に基づく治療法ごとの有効性が示された。 神奈川県在住の会社員、高橋敏則さん(仮名・40歳)は2010年春、...
日常生活が送れないほど腰が痛いのに、はっきりした原因がわからないことも多い慢性腰痛。腰痛の患者数は3千万人ともいわれる。昨年11月、治療指針である「腰痛診療ガイドライン」がまとまり、科学的根拠に基づく治療法ごとの有効性が示された。 神奈川県在住の会社員、高橋敏則さん(仮名・40歳)は2010年春、...
頭痛や腰痛、肩こりなどをやわらげる療法として用いられる「整体」や「カイロプラクティック」。けれど、その中身や違いがよくわからないまま、なんとなく施術を受けている人も多いのではないだろうか。 カイロプラクターの団体である日本カイロプラククーズ協会(JAC)の理事長で東京カイロプラクティック院長の竹谷...
ツボを刺激することで健康増進などを促す「鍼灸」。近年、その鎮痛作用のメカニズムが解明され、発表された。 実は、欧米では「代替医療といえば、鍼灸」というほどポピュラーな治療だ。スペインが生んだ天才画家ピカソも、持病の坐骨神経痛をフランスの鍼治療で治して以来、鍼の愛好家になり、晩年まで絵を描き続けた。...
不眠やうつ病、脱毛など様々な症状の原因になりうる「ストレス」。3月24日付の朝日新聞は「腰痛2800万人 8割原因不明…心の悲鳴かも」と報じ、学会でもストレスも腰痛の引き金になると認定されたことを紹介している。精神的ストレスで心を病むことは想像しやすいが、体にもストレスの影響が出るという認識が定着...
多発性骨髄腫は血液がんの一つで、発症の平均年齢は66歳と高齢者が中心だ。平均生存期間が3年という病気だが、分子標的薬と抗がん剤との併用療法によって、余命が格段に延びた。さらに、新薬の開発も盛んで、今後に期待が持たれている。 東京都在住の主婦、島田直美さん(仮名・68歳)は、2011年の年末あたりか...
元気な体のためには、運動や食事のほか「暮らし方」も大切。メディカルガーデン整形外科院長の伊藤晴夫医師にロコモ(運動器症候群)、特に腰痛を防ぐための生活習慣や環境づくりを聞いた。* * *「寝たきり」になる3大要因は、脳卒中、認知症、転倒による骨折です。それに加え、要介護を引き寄せる宿敵が腰痛で...
元NHKのアナウンサーで、現在フリーとして活躍中の住吉美紀さんは、実はふんどしのヘビーユーザーである。就寝時にはカラフルな「シャレフン」を締め、自らの番組ではふんどしの効用を説いているのだ。その功績がたたえられ、このたび日本ふんどし協会が制定する栄えある「BEST FUNDOSHIST AWARD...
今や“冷え”は、うつやアレルギー、さらにはがんまで引き起こす「万病のもと」。東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長で、血めぐり研究会代表でもある川嶋朗さんによると、「EDは、特徴的な男の冷え症状」なのだという。川嶋さんは続ける。「そもそも冷えは、血行不良と大きく関係しています。勃起と...
厳しい寒さに恋しくなるのはやはり温泉。“温泉の達人”である温泉療法研究家の野口冬人さん(79)に健康に効く西日本の秘湯を聞いた。* * * 木屋川上流部の静かな山間部にある俵山温泉(山口県)は、詩人・金子みすゞの故郷です。pH値9.8のアルカリ性単純温泉で、これは日本でも最高レベルです。リウマ...
最近では年代を問わず悩まされる人が多い腰痛。その一因として、労働者健康福祉機構の整形外科医の松平浩(こう)さんはストレスを挙げる。 松平さんはこれまでに、働く世代を中心に腰痛に関連する研究を続けてきた。アンケート調査などをもとに分析した結果、腰痛は心理社会的要因で引き起こされる場合もあることがわか...