ミャンマーで拷問を受けて日本に逃げてきたロヒンギャ男性 帰る場所がないのに「難民」になれない苦悩
ロシアに侵攻されたウクライナから国外に逃れた難民が500万人を超えた。岸田文雄首相は16日、ウクライナからの避難民受け入れを踏まえ、紛争地からの「準難民」制度の創設を検討していると明らかにした。だが条約上は「難民」に当たらないという姿勢は崩しておらず、難民認定のハードルは依然として高い。2020年の日本の難民認定率はわずか1.2%。ウクライナに限らず、日本で難民に認められる日を待ち続けている外国人が大勢いる。入管施設における死亡事件なども問題になるなか、祖国に帰りたくても帰ることのできない当事者たちは、どのような思いでいるのか。「前編」ではミャンマーの少数民族ロヒンギャの男性のケースを紹介する。
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