忍者、SPに扮したドライバーが送迎、心霊、G7大使館ツアーまであるタクシーとは? (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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忍者、SPに扮したドライバーが送迎、心霊、G7大使館ツアーまであるタクシーとは?

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大塚淳史週刊朝日
三和交通の「忍者でタクシー」サービスで登場した忍者(撮影/大塚淳史)

三和交通の「忍者でタクシー」サービスで登場した忍者(撮影/大塚淳史)

 忍者、SPに黒子のドライバー、そして心霊ツアーにG7大使館ツアー。面白い取り組みをするタクシー会社があると耳にし、体験しに行ってきた。神奈川県横浜市に本社がある「三和交通」は、東京・神奈川でタクシーやハイヤーを運営している。ここ数年で、斬新な企画を次々と打ち出し、注目を集めている。単なるウケ狙いかと思いきや、そこには深謀遠慮があった。

【忍者の写真の続きはこちら】

 9月に早速アポをとり、本社のある横浜市港北区に向かった。到着すると、同社広報の眞壁広貴さんが出迎えてくれた。

 今回、三和交通が6月に始めた「忍者でタクシー」「SP風TAXI」を体験させてくれる。真壁さんから、「忍者が来るまで、少々お待ちください」としばらくすると、「忍々!」との叫び声とともに、突然、黒衣をまとった忍者が現れた。

停車後、乗客のために素早く移動する忍者(撮影/大塚淳史)

停車後、乗客のために素早く移動する忍者(撮影/大塚淳史)



 殺気の漂う鋭い眼光、背中には忍者刀…。記者は興味と恐怖からどうしていいかわからず、思わず、ビクッと動いてしまった。

「怪しい奴!」

 忍者は懐から素早く手裏剣を手にし投げた。シュパーン!記者のほほをかすめ、壁に突き刺さった…。

手裏剣(おもちゃ)を投げる忍者(撮影/大塚淳史)

手裏剣(おもちゃ)を投げる忍者(撮影/大塚淳史)



 というのはもちろん冗談。乗務員が忍者の衣装を着て、運転するというもので、今回は横浜営業所の乗務員・小関正和さんが運転するタクシーに乗せてもらった。

 「忍者でタクシー」は三和交通が、新しいおもてなしの形として始めたサービスだ。単純に、サービス料1000円を運賃と別に追加することで乗務員が忍者の衣装を着て運転してくれる。24時間前までの予約が必要だ。さっそく、広報の眞壁さんと一緒に、小関さんの車に乗った。

 見たままのことをそのまま書く。本当に、忍者の格好で道路を運転している。日中なので、周囲からは丸見えだ。ハロウィンでもない。忍者の衣装を着ているからなのか、やはり緊張感が漂う。たまにバックミラーごしに見える小関さんの目つきが、忍者そのもの。

バックミラーごしに見える鋭い目つきの忍者(撮影/大塚淳史)

バックミラーごしに見える鋭い目つきの忍者(撮影/大塚淳史)


 我々の乗る忍者タクシーの近くの路上で、世間話をしている中年女性2人組が、こちらを確認するかのようにタクシーを見た。忍者と一緒にタクシーを乗っている。それだけでシュールで面白い。


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