早稲田、法政、近畿大など私大受験戦争が激化 18年入試組は“受難の世代”に 倍率上昇ランキング (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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早稲田、法政、近畿大など私大受験戦争が激化 18年入試組は“受難の世代”に 倍率上昇ランキング

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【表1】

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 2017年の私立大入試はたいそう厳しい入試だった。その理由の一つが志願者の激増だ。前年に比べ約8%も志願者が増えた。

【表】難易度が高まった大学はココだ! 倍率上昇ランキング

 新卒大学生の就職が好転し、なかでも文系学部の就職が良くなったことが志願者増の背景にあると見られる。

 08年秋にリーマンショックが起き、不況になって大学生の就職に深刻な影響が出たのが10年だ。特に文系学部の就職が厳しくなった。この時の大学の実就職率(就職者数÷<卒業生数-大学院進学者数>×100)は、大学通信の調べで74%だった。

 ところが、17年には88.1%に回復し、14.1ポイントも上がった。学部系統別の実就職率を10年と17年を比べてみよう。大きく上がっているところが多いが、理系では理・工が80.3%から91.7%で、11.4ポイントアップ。同様に農79.2%→91%(+11.8)など。これに対して文系学部は、法67.7%→85.8%(+18.1)、文・人文67.7%→84.7%(+17)、経営73.6%→89.6%(+16)、経済73.5%→88.4%(+14.9)などで、文系学部のほうが上がり幅が大きい。

 この文系学部の就職の回復が大学入試にも大きく影響した。それまで就職に強い理系学部の人気が高かったが、15年に潮目が変わり、文系人気が高く理系人気が低い“文高理低”の学部選びとなった。就職を考えながら、大学・学部を選ぶのは当たり前のことになってきている。

 大学新卒の就職が改善することで文系人気が高まった。その文系学部は私立大のほうに数多く設置されている。そのため、私立大人気がアップしているのだ。

 この他にも18年問題と言われるように、来年以降、18歳人口は減少し、大学は少子化でますます学生募集は厳しい状況になる。これから先を考えると、17年は最後に18歳が多かった年になり、約120万人だった。18歳人口は前年に比べて増えたこともあって私立大は志願者増となった。



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