これを人間に置き換えてみるとどうだろう。成長する大切な時期に冬眠してしまったら、周りの友だちとどんどん差が開いてしまうかもね。そして人間の冬には楽しいことがたくさん。クリスマスに大みそかにお正月……はるとピーヤはどんなふうに過ごしたかな? クリスマスプレゼントやお年玉をもらったかもしれないけど、冬眠してしまったらそれももらえなくなってしまうんだ。動物たちの過酷(かこく)な状況を想像して、もう一度冬眠したいかどうか考えてみてね!

■冬の早起きのコツはゴキブリ運動!?

 だから、よしおからは冬でもからだをあっためる運動を二つ伝授するね! (ちなみによしおは真冬でも外で海パン一丁のときがあるけど、くれぐれもまねはしないように!)

 一つ目は、その名も「ゴキブリ運動」! 朝起きたとき、布団をかぶったままでいいから、からだを仰向けにして手足を天井に向けるんだ。そして、ゴキブリがひっくり返ったときのように手足をバタバタ動かすんだ。すると、全身に血液がめぐって、からだがあったまるよ。

 二つ目は「アルマジロ体操」! アルマジロってわかるかな? 兵士が身につけている鎧(よろい)のようなものでからだがおおわれている動物で、からだを丸めるという特徴を持つよ。そんなアルマジロのように、からだをギューッと内側に縮めたらそのあとパッとからだを解放するんだ。それを3回くらいやる。これも、血のめぐりをよくして、からだがあったまるよ。

 それでもなかなか起きられないというときは、寝る前に起きてからやることを一つ決めておくのはどうだろう。自分が楽しみだと思うものだと起きるのが楽しくなりそうだよね。楽しみにできることがない場合は、何か起きるスイッチみたいなものをつくるのがいいかも。ちなみによしおのスイッチは、コンタクトレンズをつけることだよ。冬だからこそあえて真水で顔を洗うとかも、目が覚めそう! とにかくまずは布団から出ることが大事だから、目覚まし時計を布団から出ないと届かない位置に置くとかもいいかもしれないね。歩くとからだは目覚めるからね。

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