■遊園地でそっくりさん認定された

 そんな、勉強に関するゲン担ぎや惹かれる男性像も高校生ならではだが、遊園地などに遊びに行った時も結構はしゃぐタイプの“普通の女子高生”だという。

「遊園地に行っても意外と気付かれないそうで、並んでいる時などにそっくりさん認定され、友達が苦笑いしているとバラエティ番組で明かしていました。また、遊園地で傍観されるより、一緒になって『イェーイ』となってくれる男性がタイプだとも。幼い頃から活躍しているゆえ、視聴者は芦田を『親戚のいい子』感覚で見ることが多いと思いますが、一方で芦田自身は無理することなく自然に生きている感じがしますよね。だからこそ、知性があってもさわやかで嫌味がなく、より多くの人を惹きつけるのでしょう」(前出の編集者)

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、そんな彼女の今後についてこう分析する。

「とても16才とは思えないその落ち着いたたたずまいは、見ているこちらが心を洗われ、癒されるほど。彼女にはまさに『才色兼備』という言葉がぴったりです。数々の発言からも、周囲に流されず、冷静に状況を見つめ、自分というものをしっかり持っていることがうかがえます。そうなると、これから先、無理に女優の道を進まなくても良いような気もしますが(笑)、今後もし女優業を続けていくとしたら『令和の原節子』『令和の吉永小百合』となる品格を十分に備えています。もちろん、たとえ今後、違う道へ進んだとしても、彼女ならきっと成功するでしょう。完全に親か親戚目線で、かつ余計なお世話ですが、自分の気持ちに正直に、二度と戻らない10代というかけがえのない時間を思う存分楽しんで、悔いのない充実した毎日を過ごして欲しいですね」

 昨年行われた「天皇陛下ご即位をお祝いする国民祭典」では祝辞を述べた芦田。次世代芸能人の代表という存在で、将来を楽しみにしている人は多いと思うが、芦田自身はサラッと軽やかに人生を歩んでいきそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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