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「怒らない」といったのに、なぜ結局母親は怒るのか?

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石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』(撮影/大嶋千尋)

石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』(撮影/大嶋千尋)

 小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で連載中の「大人の謎 ぶっちゃけ質問箱」。今回は「お母さんの嘘」について。回答者はコラムニストの石原壮一郎さんです。

【Q】お母さんが「怒らないから」と言うのでテストの結果を見せたら、むちゃくちゃ怒られました。ウソつき!(ゆうさん 青森県/13歳)

■「これも親心」ということで、どうかひとつ

 たしかに、結果的にはウソになってしまってますよね。大人は、こうしたウソをしばしばつきます。本当に申し訳ありません。

 言い訳ですけど、「怒らないから」と言った瞬間は、本当に怒るつもりはないんです。しかし、テストの結果を見た途端に、その約束を守るよりも、きちんと反省させることのほうが大事だと判断して、怒ってしまうんです。

 ただ、親をウソつきと責め立てて、「自分は間違っていない」と言い張るのは、ちょっと図々しいかも。どんな点数のテストも、親に見せないわけにはいきません。「見せたくない」という理屈に合わない拒否に対抗して、やむを得ず守れない約束を繰り出した……と考えてはもらえないでしょうか。

 言葉は生き物であること、親は聖人君子ではないこと、世の中は理不尽だということなど、大切なことがたくさん学べたと思って、自分を慰めてください。これもまあ、広い意味での親心といえなくもありません。

※月刊ジュニアエラ 2017年10月号より


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