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女性が化粧をするのは“美の追求”のためではない?

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石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』(撮影/写真部・大嶋千尋)

石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。『大人力検定』『日本人の人生相談』など著書多数。最新刊は『大人の言葉の選び方』(撮影/写真部・大嶋千尋)

ジュニアエラ 2017年3月号

朝日新聞出版
定価:490円(税込)

B01N9OM6MI

amazonamazon.co.jp

 小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で連載中の「大人の謎 ぶっちゃけ質問箱」。今回は「化粧」について。回答者はコラムニストの石原壮一郎さんです。

*  *  *
【Q】どうして女の人は化粧をするのかな? お母さんを見ていると、しないほうが自然な感じでいいと思うんだけど……。(テルさん 千葉県/15歳)

■化粧をする目的は美の追求ではなく「気休め」

 大きな声では言えませんが、世の中の女の人の多くは、化粧をしてもとくに美しくなるわけではありません。いや、誤解しないでください。もともと魅力的な存在であり、化粧でその魅力が急に増すわけではないという意味です。

 テルさんが疑問を感じるのも、そこですよね。じつは化粧をするいちばんの目的は、美の追求ではなく「気休め」です。

 大人は子どもが思っているほど、自信満々な存在ではありません。「ヘンに思われないかな」といった不安をたくさん抱えながら他人と接しています。でも、化粧をすれば大丈夫。何となく仮面をつけているような気になって、ありのままの自分をさらけ出す怖さを抱かなくてもすみます。

 さらに、「いちおう全力は尽くした」という小さな安心感を抱かせてくれるのも、化粧のありがたいところ。男女を問いませんが、服装や言葉づかいに神経を使うのだって、同じ目的といっていいでしょう。

※月刊ジュニアエラ 2017年3月号より

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