──国税庁長官を拝命した時に、こんな結末になるとは感じなかったのですか。
理財局長の時は理財局長の職責を一生懸命果たしましたし、国税庁長官を拝命した時は国税庁長官として一生懸命奉職させていただきたいと思っていました。
──安倍首相は適材適所と言っていたが、ご自身は適職だと思っていますか。
公務員ですので、任命されればその職責をただ一生懸命果たすということで公務員をしてまいりましたので、どのポストでも同じです。
──公務員生活について心残りは。
その時々、一生懸命やってきたというふうに考えています。
──それは国民に、それとも政権に一生懸命だったのでしょうか。
国家公務員でございますので、国民の皆さんに一生懸命仕事をしてきたと思っています。
──理財局長時代、国会で事前に価格交渉がなかったと繰り返し答弁しています。今でもなかったと思っていますか。
個別の行政に関わりますので、私の方からのコメントは差し控えたいと思いますが、いずれにしても私が答弁したことを踏まえて、現職の太田理財局長が国会で答弁していますので、その点については国会で太田局長の答弁につきると思います。
──公文書の書き換えを指示したことはありますか。
それは今捜査しているところですので、コメントを一切差し控えさせていただきたいと思います。
──自殺された職員について、責任を感じていますか。
さきほどのニュースで亡くなられたという話を聞きまして、どういう方が亡くなられたのかわかりません。大変申し訳ございませんけど、コメントをすることはできないです。
──反省や悔いの残ることなど。
その時その時は一生懸命やらせていただいたわけですけど、今になって思うと国会でもずいぶん私の答弁で議論をいただいて、ずいぶん時間を使ったわけでもございます。その意味では、文書管理について国会でご批判もいただきました。その意味では反省点はあったのかなと思います。