太平洋戦争末期のレイテ沖海戦で撃沈された旧日本海軍の「戦艦武蔵」(全長263メートル、排水量6万5千トン)とみられる新たな動画が3月7日、米国のマイクロソフトの共同創業者・ポール・アレン氏のホームページなどで公開された。
動画には艦橋や舵、蒸気タービン、機銃の台座、15.5センチ高角砲、日本語で書かれたプレートとみられる残骸が映っている。このほか、主砲を発射する時に敵艦との距離を測る「測距儀」が撮影されている。この機器は艦橋の最上部に設置されていた。動画では15メートルと説明されているが、旧日本海軍の艦船で、これほど大きい「測距儀」を搭載していたのは、戦艦大和と武蔵だけだ。
戦艦武蔵は、1944年10月、フィリピンのレイテ島に上陸した米軍を攻撃するため、第二艦隊の主力艦として、停泊していたブルネイを出撃。フィリピン・シブヤン海で米軍機の猛攻を受けて、沈没した。
【動画はこちら】Musashi Expedition 03/06/15 URL:https://www.youtube.com/watch?v=9qQDLfQpqdQ