近藤 壮(こんどう・たけし)さん/三菱UFJ国際投信 ダイレクト・マーケティング部 チーフマネジャー(撮影/写真部・加藤夏子)
近藤 壮(こんどう・たけし)さん/三菱UFJ国際投信 ダイレクト・マーケティング部 チーフマネジャー(撮影/写真部・加藤夏子)
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ネット証券は株式の1998年の株式手数料自由化以降に設立され、50社以上も存在した時期がある。勝ち組として残った中でも人気なのは、この5社。投資信託の直販を行う運用会社2社も見逃せない
ネット証券は株式の1998年の株式手数料自由化以降に設立され、50社以上も存在した時期がある。勝ち組として残った中でも人気なのは、この5社。投資信託の直販を行う運用会社2社も見逃せない

 株は証券会社でしか購入できないが、投資信託は銀行でも買える。銀行の窓口などに行くと、投資信託の購入を勧められた経験はないだろうか? アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない貯金の基本』(朝日新聞出版)から、投資信託を安く買う方法を紹介する。

【図表】税制優遇制度にも対応!大手ネット証券5社



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 今はiDeCoやNISAなど、国の投資優遇制度が充実しているので、売る側の金融機関としても勧めやすい時代になった。しかし、銀行や大手証券会社の窓口で販売されている投資信託は、往々にして販売手数料が高めで、信託報酬も1%台後半から2%前半の高コストなものが少なくない。

 長期で増やすには仕組みとして不利になりやすい、毎月分配型投資信託も相変わらず販売されている。

 投資信託の積み立ては長期投資が大前提。基準価額から自動的に差し引かれる信託報酬という運用コストが安く、しかも運用成績が安定した投資信託を選ぶことが、失敗しないための条件だ。

 そういう意味では「購入時の販売手数料0円」は外せないポイントかもしれない。最初から投資資金が減る感じがしてしまう。

 信託報酬についても、運用会社の引き下げ競争が激化しているので、年率1%以上は「高いな」と思っていい。

 年率換算で信託報酬0.1~0.2%前後のインデックスファンドが、長期間のパフォーマンスで見ると有利といわれる。

 こうした超低コストの投資信託で運用したいなら、品ぞろえが豊富なネット証券で積み立てを始めるといい。

 ネット証券なら月々100円という超少額から積み立てを始められるところも多く、ハードルが低い。ただ、本当に100円だけ積み立ててもロクに増えないので、やはり5000円程度の積み立てを「お試し」で始めてみるのはどうだろう。

 最近は、投資信託だけに特化した運用会社の直販口座も選択肢の一つだ。三菱UFJ 国際投信の「mattoco(マットコ)」と三井住友DSアセットマネジメントの「投信直販ネット」は、シンプルなインデックスファンドが中心で販売手数料は0円。

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