佳子さまがご家族と暮らす秋篠宮邸は港区元赤坂の赤坂御用地にある。外周約3キロの敷地内には、東宮御所や、三笠宮邸、高円宮邸などが散在し、春秋の園遊会が開かれる赤坂御苑や、本格的な試合ができるテニスコートがあるほか、野鳥の観察もできる鬱蒼(うっそう)とした森も広がる。
「愛子さまが住む東宮御所とは1キロ近く離れていますが、皇太子ご一家が散歩の途中に、秋篠宮家を訪れ、お茶を飲んだりすることもあるそうです。一人っ子の愛子さまは、佳子さまと10代の女の子同士の女子トークを楽しんでいるそうです」(宮内庁記者)
秋篠宮ご夫妻は、結婚後約10年間、同敷地内の元職員宿舎を改造した木造平屋(約100平方メートル、3LDK+S)に仮住まいを続けていた。築60年を超えるシロモノだったが、長女の眞子さまと佳子さまが生まれた際に、それぞれ2間ずつ増築。佳子さまも幼稚園までは、ここで暮らしていた。
佳子さま5歳の2000年に、総工費約6億5千万円を投じて、公務に使う秩父宮邸(延べ860平方メートル)に住居部分として鉄筋コンクリート2階建て(8室、延べ床面積472平方メートル)を増築した新邸が完成した。佳子さまのお部屋も増築部分にあるとみられる。
「秋篠宮ご夫妻が公務に使っている部屋には、大小のひょうたんがずらりと並んでいます。中には、人の背丈ほどあるものもあり、初めて訪れた人はびっくりするでしょう。秋篠宮さまは全日本愛瓢会の名誉総裁なのです」(同家を訪れた人)。庭では野菜づくりをしており、食卓にのぼることもあるという。
ペットもいる。秋篠宮家では最近犬を飼っているが、そのほかにも、以前から「一風変わったペット」がいる。
「温泉に入る姿が一般でも大人気になっている南米原産の巨大ねずみ『カピバラ』をかつて飼っていたことがあります。今も、カピバラとよく似た『マーラ』が数匹、庭に放し飼いになっています」(同)
マーラもアルゼンチン原産で、体長50~70センチ。体重も10キロ近くなるねずみの仲間だ。ねずみとはいえ、愛くるしい容姿で、天気のよい日には、秋篠宮家の窓から庭でマーラたちがごろごろとひなたぼっこしている姿が見えるという。
ちなみに昨年9月、悠仁さまのお誕生日に公表された写真の端には、眞子さま、佳子さまや悠仁さまと一緒に、背後の茂みからこちらを向いているマーラの姿がうつっていた。
※週刊朝日 2013年6月7日号