映画「ハニーレモンソーダ」に主演したSnow Manのラウールくん。小中学生向け月刊誌「ジュニアエラ」8月号では、初の単独主演作への思いを聞いてきました!

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――ラウールくん単独では初の主演作です。今の気持ちは?

 まだピンときませんね。公開されたあと(取材は公開前)の反応を受けて、初めて実感が湧いてくるのかなぁと予想しています。今はただ公開が楽しみでワクワクしているのと、全国の映画館に自分がいるのかと思うとすごく不思議な感じです。

――髪をレモン色に染めた、ソーダみたいに刺激的だけど実は誰よりも優しい“レモンソーダ男子”の三浦界という高校生を演じました。この役は難しかった?

 原作の漫画を読んで、僕も界くんのことが大好きになりました。でもだからこそというか、ずっと「どう演じるのが正解なんだろう」と考えながらやっている感じでしたね。監督とディスカッションしたり、自分もアイデアを出したりしたシーンもありましたが、それが正解だったかどうかは、実際に見てくれた人がどう思うか、それが答えなんじゃないかという気がします。

――胸キュンシーンを演じるのに照れはなかった?

 いや、もうむちゃくちゃありました。演じてる瞬間はそう思わないようにしていたんですけど、撮ったものを確認するときはすごく恥ずかしかったです。でもその一方で、演じている界くんを客観的に見ている僕もいて、不思議な気分になりましたね。

――界くんを演じるときの「切り替えスイッチ」は?

 僕、どんなお仕事も意識的にスイッチを入れたり切ったりという作業はしたことがないんですよ。言葉で表現するのは難しいんですけど、「よっしゃ!」と気合を入れて界くんに「なる」というよりは、自然に自分から出てくる空気に乗って切り替わっていく感じというか……。うちのメンバーは自然体でナチュラルな人が多いので、「スイッチ」自体、あんまり見たことない。そういう環境もあるのかもしれませんね。

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大道絵里子
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