「1つは当時、全国で初めて、療養施設に指定した都内のホテルで抗体カクテル療法導入に踏み切った小池都知事の判断があります。その後、都内180のホテル療養施設に拡大し、カクテル療法を行い、投与後14日の症状改善率95.2%まで上げました。2つ目は、大阪など多くの都市が野戦病院の新規建設に舵を切りましたが、開設が遅れて9月末と感染のピークからずれ込んでしまった。都は既存施設である味の素スタジアムなどを活用する形で、感染ピークである8月中に医療ステーションを開設できたことも大きい」
その小池百合子都知事は10月末に過労で入院。現在はリモート公務に復帰したばかりという。
「小池知事は10月27日に入院して、2日に退院したが、入院発表の翌日から一日100件程度の激励の電話が来ました。知事がずっと土日も休まずに、コロナ対策をし、東京五輪もあったので、励ましの電話をしてきてくれているようです。コロナ対策では軽症や無症状の方々を受け入れる宿泊療養施設を多くつくったり、中等症患者も治療できる酸素ステーションをを全国でもいち早くつくったりした。そうした面を評価してくれているのだと思う」(東京都政策企画局)
ブレークスルー感染や第6波にしっかりと備えてほしい。
(AERAdot.取材班)