今年の【グラミー賞】で<年間最優秀アルバム>を受賞したジョン・バティステが、新作映画『カラーパープル』で長編俳優デビューすることが決定した。
この作品は、【トニー賞】を受賞したブロードウェイ・ミュージカル版の映画化だ。原作は1982年に【ピューリッツァー賞】を受賞したアリス・ウォーカーの小説で、ミュージカル版は1985年に製作され、【アカデミー賞】にノミネートされたスティーブン・スピルバーグ監督による映画版に基づいている。この物語は、セリー・ハリスという女性を中心に、1900年代初頭の米南部に住むアフリカ系アメリカ人女性としての彼女の生涯の苦悩を追ったものだ。
バティステは、タラジ・P・ヘンソン演じるシャグ・エイヴェリーの夫で口のうまいピアノ弾きであるグレイディを演じる。彼は、ヘンソンをはじめ、ファンテイジア・バリーノ、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.などの既報の出演者に加わることになる。
ビヨンセ主演の『ブラック・イズ・キング』を手がけた映像作家のブリッツ・バザウールが、このミュージカルの映画化を監督する。マーシャ・ノーマンによる本をマーカス・ガードリーが脚本化し、ブレンダ・ラッセル、アリー・ウィリス、スティーブン・ブレイが音楽を担当する。映画は現在プリプロダクション中で、キャストが決まり始めており、現在本読みが行われている。
スピルバーグ監督の『カラーパープル』で女優デビューし、【アカデミー賞】にノミネートされたオプラ・ウィンフリーが、スピルバーグと彼のアンブリン・エンターテインメントと共に、自身のHarpo Filmsを通じてプロデュースする。また、ブロードウェイ・ミュージカルを手がけたスコット・サンダースとクインシー・ジョーンズもプロデュースを担当する。アリス・ウォーカー、レベッカ・ウォーカー、クリスティ・マコスコ・クリーガー、カーラ・ガーディーニ、アダム・フェル、マーラ・ジェイコブスが製作総指揮を務める。
ワーナーによると、この映画の劇場公開日は2023年12月20日にが予定されている。