きょう6日、沖縄や奄美を中心に雨雲がかかり、降水量は、たった6時間で、2月上旬の平年の値を超えた所もあります。あす7日明け方にかけて、九州南部や奄美では、局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生する恐れがあります。
沖縄 たった6時間で2月上旬の平年の値を超える雨
きょう6日、南西諸島付近に前線が延びており、沖縄や奄美を中心に雨雲がかかっています。
南西諸島付近に前線が延びるようになるのは、春の兆しでもあります。
午前10時40分までの6時間降水量の最大値は、沖縄市では45.5ミリ、久米島で44.5ミリを観測しました。いずれも、たった6時間で、2月上旬(2月1日~2月10日)の平年の値を超えました。
九州南部・奄美 昼過ぎ~あす7日明け方 落雷や竜巻などの恐れ
今後、前線上に低気圧が発生し、あす7日明け方にかけて九州南部を通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部や奄美では大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
九州南部や奄美では、昼過ぎからあす7日明け方にかけて、局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生する恐れがあります。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は直ちに、建物の中など、安全な場所に移動して下さい。
雷雲が近づくサイン その時どうする?
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。