安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「クズ芸人」。数年前から「クズ芸人」の代表格としてメディアをにぎわせているクロちゃん。しかし、そんな世間の見方に本人はまったく納得がいかないという。さらに、最近注目されている若手クズ芸人に対しても、かなり鬱憤(うっぷん)がたまっているようだ。クロちゃんの怒りの理由とは?
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最近、クズ芸人が、めちゃくちゃ増えているような気がする。岡野陽一、酒井貴士(ザ・マミィ)、もぐら(空気階段)、山添寛(相席スタート)、ニシダ(ラランド)などは、テレビで見る機会もすごく増えた。ボクが知らないだけで、たぶん、他にもまだまだクズ芸人はたくさんいると思う。少し前までは、ボクや鈴木拓さん、ナダルくらいしかいなかったのに、ちょっとしたブームみたいになってきているよね。「お金クズ」「女クズ」「人格クズ」のように、最近は分類分けもされてきているような気さえする。ボクはいったいどこに入るんだろうと少し気になって調べてみたら、なぜか「サイコパス芸人」などと呼ばれていたりもするから気分が悪い。そもそもクズ芸人って誰が名付けたんだろう。ひどい名前だよね。
改めて、確認しておきたいけど、ボクはクズ芸人じゃない。
正直、なぜ、自分がそんなふうに呼ばれているのか、ボクにはさっぱりわからない。
おそらくだけど、クズ芸人って最初に呼ばれはじめたのはボクだと思う。時期は、5~6年前かな。それ以前にも、団長とかにはちょくちょく指摘されてはいたんだけど、完全に世間に浸透してしまったのは「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の影響がデカい。
SNSで「ダイエットのために歩いて帰る」ってつぶやいていたのに実はタクシーで帰っていたり、鉄アレイを持って「筋トレしている」ってつぶやいたのに実は鉄アレイを一瞬持ち上げただけだったりなどの軽いうそが隠しカメラでバレちゃったんだよね。決定打となったのはボクを含む男性3人と女性3人が一つ屋根の下で同居するという恋愛リアリティー企画「モンスターハウス」。莉音ちゃんと蘭ちゃんっていう2人の女性を好きになったことで「二股だ」ってめちゃくちゃ批判されたんだ。