※2022年4月15日現在。売買手数料は税込み。松井証券では1日定額コースのみの手数料体系で、25歳以下は1日の約定金額合計に関係なく手数料は無料
※2022年4月15日現在。売買手数料は税込み。松井証券では1日定額コースのみの手数料体系で、25歳以下は1日の約定金額合計に関係なく手数料は無料

 証券会社に抵抗がある人は銀行でスタートしてもよい。超低コストで良質な投信をそろえている銀行はどこだろうか。

 メガバンクの中では三井住友銀行がおすすめだ。同行でつみたてNISA対象の投資信託は4本だが、S&P500の投信は年0.0968%(税込み。以下同)、日経225の投信は年0.154%と信託報酬が激安。非常に良心的である。

 低コストで大人気の「eMAXIS Slim」シリーズを取り扱っているという点で注目したのが三菱UFJ銀行、あおぞら銀行、PayPay銀行だ。このうちあおぞら銀行とPayPay銀行は、つみたてNISAで同投信をつみたてられる。

 実を言うと、インデックス型投信はどの運用会社も対象指数の動きにそっくりの運用なので、たとえば「同じS&P500の投信」なら成績はほとんど同じ。現状は信託報酬が安い投信に人気が集中し、「勝ち組」がほぼ決まっている。

 具体的には前述の「eMAXIS Slim」シリーズ(三菱UFJ国際投信)、<購入・換金手数料なし>シリーズ(ニッセイアセットマネジメント)、「SBI・V」シリーズ(SBIアセットマネジメント)、「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ(楽天投信)。

 これらの中から好きなものを買えるかどうかが、金融機関選びの決め手といっていいだろう。三菱UFJ国際、ニッセイ、SBI、楽天の低コストシリーズをフルで買えるのはSBI証券だ。他のネット証券4社もSBI・Vシリーズ以外はそろっている。

■新NISAは自動設定

 次に一般NISA。一般NISAを利用していると、2024年からの新NISAは自動で設定する。一般NISAでは、ほぼすべての投信とETF、国内外の個別株が購入可能だ。

 新NISAではデリバティブ型以外の投信とETF、監理・整理ポストを除く国内外の個別株が買える。銀行では株式投資は直接できないので、日本株や米国株、ETFも買いたいなら証券会社で口座開設をしよう。

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