デバイスを選ぶブース。対応する映像のイメージパネルがある(提供)
デバイスを選ぶブース。対応する映像のイメージパネルがある(提供)

「ここで体験者の方が選んだデバイスに合わせて、投影される映像が変わります。また、その日の天気、気温など外部環境や時間によっても映像パターンは変わり、その数は5040通り。同じデバイスを選んでも、来場者ごとに異なる作品を楽しむことができます」

 今回、記者が選んだのは鮮やかな赤を基調とした映像。ゆっくりとソファに座り、映像と音楽を楽しむことができた。この映像の上映時間は1回5分間。この時間にも理由があるという。

「Ploom Xでたばこスティックを1本吸い終わるのにかかる時間の目安は約5分。そのため、テイスティングしながらちょうど1本吸い終えるくらいの時間で映像を楽しむことができるようにしています」

 ソファに座って映像を眺めながら一服するのに、ちょうどいい時間が設定されているというわけだ。

ソファに座って体験する様子(撮影/大谷奈央)
ソファに座って体験する様子(撮影/大谷奈央)

 今回このアート作品を手掛けたのは、Perfumeのライブ映像なども手掛けたライゾマティクスから派生した、株式会社フロウプラトウ。代表取締役社長の千葉秀憲氏は、作品についてこう語る。

「商品コンセプトが“自分らしさ”ということで、作りこんだCGというよりは、自然にあるもの、例えば光や風、結晶などを意識して作っています。ゆったりとした気持ちで、ラグジュアリーな体験を楽しんでもらいたいですね」

 アート作品の体験が終わり、次に向かったのは2Fのショップエリアだ。ここでは、ラウンジスペースでゆっくりとテイスティングを楽しんだり、カウンタースペースでPloom Xの詳しい商品説明を聞いたりすることができる。

 今回はここでJTの担当者にイベントを企画した理由について聞いた。

「たばこなので、吸ってみていただくというのは基本なのですが、それだけではなく、実際にこういった空間に入っていただくことで喫味以外のPloom Xの魅力を感じてほしいと思い企画しました」

 喫味以外の魅力、というのはどういうことなのだろうか。

「加熱式たばこの利用者の方は、においが少ないといった機能面で選んでいる方が多いのですが、それに加えて情緒的な価値をプラスできたら、ということで持っていて嬉しいと思ってもらえるようなデザインを意識しています」

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