
女優、モデル、タレント……さまざまなフィールドで活躍する人気者。昨年は主演連続ドラマ「村井の恋」(TBS)や初主演舞台となる「リトル・ゾンビガール」など、女優としても充実の一年だったが、
「まだまだです。もっともっと活躍できたらなと、常に思っています」
と前向きに語る。
「責任感、共演者やスタッフの方々とのコミュニケーションを積極的にとろうという自覚も強まりました」

「村井の恋」では男子生徒に恋される先生役を、同時期に放送されたWOWOWオリジナルドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」では幽霊に恋をするヒロインを演じた。
「『村井の恋』での先生役はすごく男まさりなコメディタッチで、『青野くん』ではふわふわとしているけれど、まっすぐな女の子という、立場や年齢も違う役での恋愛を同時に演じさせていただいたことでもいい経験になりました」
昨年の春に公開された映画「おそ松さん」では、ヒロインのトト子を演じた。「スクール革命!」などバラエティでも活躍する高橋さんだが、コメディ作品での演技とバラエティとは、
「全然違いました。新鮮でした」
と笑う。
「決められた役が明確にあり、その役を演じていくというところが、バラエティとは全く違います。とくに『おそ松さん』では叫ぶシーンが多く、かつての部活動(バスケットボール)以来かなというぐらい、声がカスカスになるぐらい叫びました(笑)」
仕事への自己評価は低いという。
「それぞれの仕事に自分で満点が出せる日は来るのかな、と思うこともあるんです。そんなときに見てくださった方やご一緒させていただいた共演者の方に『面白かったよ』と言っていただけることで、よかった、間違ってなかったなと思え、何よりの支えになっています。2023年も、いろいろな仕事を見てくださった方に『面白かったよ』と言っていただけるような機会がますます増えるような1年にしていきたいです」