
photo ©Mika Ninagawa hair & make up miura(JOUER) styling 渡邊奈央(Creative GUILD) costume BODYSONG. DUSK STUDIO/JOYEUX LOWRYS FARM、PBLIM/ともにアダストリア
Snow Manの向井康二さんが第一線の写真家に撮影の神髄を学んでいく連載。本誌の表紙フォトグラファー蜷川実花さんとの最後のレッスンでは写真トークにも花が咲きました。AERA 2025年8月25日号より。
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向井:蜷川さん、本当にありがとうございました! 楽しかったです!
蜷川:私もめっちゃ楽しかった! 通常のAERAの表紙ではできないこと、向井くんでやってみたかったことも、いくつもできちゃって。かっこよかったしね!
向井:いや、ありがとうございます!
蜷川:いままでにない経験させてもらえたし。まさか向井くんに自分が撮っていただけるなんて(笑)。
向井:撮ってて、すごい楽しかったです。
蜷川:やっぱりさ、写真って、撮る相手との相性もあるよね。私はいつも、「この人との組み合わせだからできる作品」にしたいと思っていて、すごく大事にしているんだけれど、今日、向井くんの撮り方見てて、やっぱり人間力がそのまま写真に写るなと思ったんですよ。
向井:おお?
蜷川:向井くん、コミュニケーション能力がすごく高いじゃない? で、たぶん、基本的にやさしい人なんだと思うんですよ。
向井:あやいやいや[噛む]。
蜷川:その感じって、やっぱり相手に伝播していくっていうか、そこで共鳴してできあがるのが写真だなと思ったの。自分もそうありたいな、っていうのも、撮られて改めてわかることもあるんだなって。
向井:[照れて]俺も撮ってるときの自分はわからないので。
蜷川:でも、人を緊張させないの、やっぱり。
向井:それはでも、人によりますよ!(笑)。蜷川さん、撮りやすかったから。
蜷川:でもさ、緊張感がないからいい、っていうわけでもないじゃない? ガチガチに緊張しあっているから、いい写真っていうのもあるし。
向井:ある! 大事ですよね。
蜷川:でも今日はすごく、楽しかったの。あ、撮られるのって、こんなに面白いんだなって、はじめて思った。
向井:じゃ、これから露出が増えますね!(笑)
蜷川:あははは! でもほんとアー写にしたいなって思ったよ。あんな穏やかに、自然な顔してるの、あんまり自分でも見たことない。
向井:いい表情やった! かわいかったです!