くら寿司でしか見ることのできないオリジナルアニメーション。ハチワレの声は低かった
くら寿司でしか見ることのできないオリジナルアニメーション。ハチワレの声は低かった
同じアニメーションでも、あたりとはずれの2種類があるので、見ていて飽きない
同じアニメーションでも、あたりとはずれの2種類があるので、見ていて飽きない

「今回のコラボでは『ビッくらポン!』のゲーム動画に、くら寿司でしか見られないオリジナルアニメが流れます。TikTokで誰かが録画した映像を見ることもできますが、実際に5皿投入してアニメを見て、当たり外れに一喜一憂するのが楽しいんです」(前出の男性)

 ちなみに、メルカリではすでにたくさんのコラボグッズが転売されているが、「自分で当てたい」というファンが多いという。

「確かにグッズは欲しいですが、それよりも混雑ぶりを楽しみたい気持ちのほうが強いです。将来、当てたグッズを見ながら、『あのとき、すごい混んでたよね』と妻と思い出を共有できるのが楽しみです」(同)

「無限白米湧きドコロ」のふたは記念に持ち帰った
「無限白米湧きドコロ」のふたは記念に持ち帰った

今度こそは

 そんな、ちいかわ好きの仲むつまじい夫婦をよそ目に、独身の30代筆者もコラボ2日目にくら寿司ブランチ調布店に予約なしで行ってみた。朝から何も食べていなかったため、準備は万全。実は筆者は、昨年もちいかわコラボに足繁くくら寿司に通い、そのたびにひとりで1万円分は食べていた。結局、4万円分くらい食べたのに、お目当てのうさぎは当たらず、やたらとくりまんじゅうばかり当たったため、今度こそはうさぎを当てたい。

 20時に店に着くと、店内だけでなく、外で待っている人たちがいた。店内の受付機で入店を済ませたが、カウンター席でさえ入店できるのは22時との表示だった。えっ? ひとりなのに?

 見た限りは「大混雑」というわけではないが、予約して店内周辺で待っている人も多いのだろう。覚悟を決めて、待合席に座る。ひっきりなしに店内では「お待たせしました! ○○番のお客様」と機械音声のアナウンスが流れていた。あきらめてスマートフォンでWikipediaの長文記事を読み始めたところ、結局、20時10分に呼ばれた。ひとりでカウンター席に座るのであれば、店舗によってはアドバンテージがあるのだろう。もしかすると、表示される待ち時間は、最長を想定したものなのかもしれない。

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