琉球大学のキャンパス(写真/琉球大学提供)
琉球大学のキャンパス(写真/琉球大学提供)

ーーご自身の学生時代と比べて今の女子学生に違いはありますか?

喜納 私の頃は男女雇用機会均等法の成立直後で、バブル期でもあり、女性にもキャリアの道が開かれつつある時代でした。一方で、セクハラなど性差別も根強く、闘う姿勢で社会に立ち向かっていたと思います。現在は自由な雰囲気はあるものの、「頑張っても経済的に報われないかもしれない」という不安を抱えている印象があります。

ーー学生や若い方へのメッセージをお願いします。

喜納 「自分はひとりじゃない」「必ず味方はいる」ということを忘れず、恐れずにチャレンジしてほしいと思います。もちろん失敗することもあるでしょうが、挑戦がなければ成長もありません。まずは自分自身を成長させ、自信を持って進んでほしい。自分が強くなることで、まわりの人も幸せになる、そんな連鎖が起こると信じています。

(聞き手・構成/ライター 濱野奈美子)

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