
「コンビニ百里の道をゆく」は、ローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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今年は、私たちローソンにとって大きな区切りの年です。1号店である大阪府豊中市「桜塚店」のオープンから、6月14日で50周年。それを記念して、6月3日を「ローソンの日」とすることにしました。日本記念日協会にも申請し、認定済みです。
そしてその日を皮切りに、桜塚店でのイベントや記念商品の発売など、地域をますます幸せにしていく取り組み、名づけて「マチのハッピー大作戦」を開始しました。
大阪・関西万博への出店も、その一環です。全国から、世界から来られる方々に、万博体験で幸せになっていただき、「日本にはローソンという存在があるんだよ」と知っていただきたいと願っています。
そのほか具体的には、たとえば「創業祭 盛りすぎチャレンジ」。これは従来のお値段そのままに47%増量で行ってきたものですが、これを50周年にちなんで50%増にパワーアップ。ローソンの日から4週間、開催しています。お店では月末まで、加盟店の皆さんが「ローソン50周年記念Tシャツ」を着て、皆様をお迎えします。

またAI(人工知能)やロボットを活用する実験店舗として「リアルテック(Real×Tech)ローソン」の1号店を6月23日にオープン。テクノロジーを導入することでこんな新しい便利を社会やお客様に提供できるようになる、ということをお披露目したいと考えています。
PB(プライベートブランド)商品、「3つ星ローソン」の刷新も進めていきます。私たちが掲げ続けてきた三つの約束「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」への願いを星に込めています。
こういった企画を、この1年間途切れることなく、毎週のように実行していく。ローソンの加盟店さんもクルーさんも社員も一丸となって、マチがハッピーになれるチャレンジを続けていきます。
※AERA 2025年6月30日号
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