
12日放送の「相棒」(テレビ朝日系・午後9時)は、今年25周年を迎えた大人気シリーズのシーズン最終回SP。メインキャストの水谷豊と寺脇康文がドラマ「相棒」についてとが語ったスペシャル対談を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2022年11月30日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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2000年の放送開始から22年、国民的ドラマとして根強い人気を誇る「相棒」。この秋、スタートした「相棒season21」では、杉下右京(水谷豊さん)と亀山薫(寺脇康文さん)の初代コンビが14年ぶりに復活した。その二人がドラマ「相棒」について語り合った。
──お二人の私生活で、亀山的なおっちょこちょい話があれば教えてください。
寺脇:アレは違いますかね? 豊さんの方向音痴(笑)。もう気持ちいいぐらい真逆。だから豊さんの思った方向の反対に行けば、そこが正しい方向という。
水谷:僕が洗面所から出てくるところを、あなたが遠くから観察していたことがあったじゃないですか。案の定、僕が間違った方向に歩いていったので、おもむろに出てきて、「こっちですよ」と、うれしそうに誘導してくれた(笑)。まあ、あれは薬を飲んでも治らないですからね。おっちょこちょいも薬が効かないので、似たようなものかも。
寺脇:あ! 思い出しました。豊さんのおっちょこちょいは、車に乗るときに、飲んでいるコーヒーのカップを車のボンネットに置いたまま、忘れて運転していってしまうやつ(笑)。
水谷:あ、それ本当です。しかも何度もやるので、「わざとですか?」と家の者に注意されています。ところで、そういうあなたはどうなんですか?