メーガンさん(43)のネットフリックスの新番組「ウィズ・ラブ メーガン」が3月4日に全世界に配信された。当初は1月15日の予定だったが、ロサンゼルスの山火事などの影響でこの日に延期された。番組は8話構成で、それぞれは約30分である。毎回異なるゲストを招いて、料理、ガーデニング、おもてなしのヒントやコツを披露するものだ。

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メーガンさんの新番組がスタートした
メーガンさんの新番組がスタートしたが、、、(photo アフロ)
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 ”「悪夢」のような5年契約”

 第一話はミツバチからハチミツを採取する場面から始まり、メーガンさんのメイクアップアーティスト、ダニエル・マーチンと思い出話をしながらスパゲティーなどをこしらえる様子が収められていた。続く二話では、親友として知られる女優ミンディ・カリング(45)に子ども向けのパーティーについての知恵を授け、メーガンさんは風船を膨らませてみせたりする。そして、3話では韓国系アメリカ人シェフ、ロイ・チョイ(55)と韓国風トリのから揚げを作っている。

 番組はヘンリー王子(40)とメーガンさんのネットフリックス番組の5作目にあたる。コンテンツ最高責任者ベラ・バジャリア氏は、「番組の一話を見た私は、『このパスタを絶対に作る』とすぐに決心しました。人生についてのステキな教訓も多く含まれています」と話し、大ヒットを保証する。

 だが、ヘンリー王子とメーガンさんのネットフリックスとの5年契約は今年後半に終了する予定だ。もし更新がなければ、2人は大きな痛手を被るだろう。また、たとえ更新しても最初の合意条件とは大きく異なるとの見方もある。なぜならば、ネットフリックス内では、二人との契約は「悪夢」と呼ばれているように、契約金約160億円に見合う回収はかなわなかったとみられるからだ。ただ、今回の番組は、普段は“アンチ・メーガン”でも好奇心から見る人はかなりいるはずとネットフリックスは期待する。

2025年2月9日、カナダで米国とナイジェリアの車椅子バスケットボールの試合を観戦するヘンリー王子とメーガンさん(photo AP/アフロ)

2人の子どもの過剰な露出に驚く声

 しかし、批判の声は高い。例えば「メーガンはパン焼きも養蜂も入浴剤作りもできないことを、とっくに知っている。彼女は精一杯の見栄を張って痛々しい」「撮影前に料理のトレーニングを受けスキルを高めたはず。しかし世の中には素晴らしい料理人がたくさんいることを心得るべきだ」「メーガンは、どろどろしたひどいケーキをグレードアップさせる気の利いた一言やコミカルな逸話を明かす知恵も機知も持ち合わせない」「正式な料理学校に通ったことがない人が、突然料理番組を配信するのは不愉快だ」などだ。

 メ―ガンさんは1話ごとに衣装チェンジを繰り返したが、「登場するたびに服装が変わり、総額約3千万円と知って吐き気がした」という声もあがった。

 また、今回の番組の配信前には、プライバシーを尊重するはずの子どもの過剰な露出に驚く声も上がった。元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズを自宅に呼んで、リリベット王女(3)とボードゲームで一緒に遊んだり、メーガンさんがリリベット王女と手をつないで走ったり。さらに、ベーゲルの上にイチゴを乗せるのを手伝わせているシーンもあった。

 メーガンさんは、子どもたちが撮影現場に来たこともあると話す。「2人が私の仕事ぶりを見て何を創造しているところなのか、働く母親であるとはどういうことかをよく理解してくれたことが、うれしかった」という。アーチー王子(5)は「ママ、頑張りすぎないで」との言葉をかけてくれたと打ち明けたりもした。

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英王室の反応は……