幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
あらすじ
れおくんは、食べることが大好きな男の子。お父さんは料理が得意で、よく「これ、かきまぜてみて」「ひっくりかえしてみて」と、れおくんにお手伝いをたのみます。
そんなある日、夜ごはんを準備中のお父さんがれおくんに手渡したのは、皮をむいたレンコン。れおくんはお気に入りの包丁で切ろうとするけど、かたくてなかなか切れません。力を入れるとようやく……「スットン!」と切れました。そうしたら、まな板の上のレンコンが「こんにちは。れんこちゃんよ」としゃべったのです。れおくんはびっくり。しかもお父さんが「煮物になってもらおう」と言うと、「煮物になるのは、いやっ」と飛び上がってキッチンから逃げ出してしまいます。
野間児童文芸賞受賞作家・戸森しるこさんによる、へんてこでおもしろいレンコンの冒険のお話です。
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