【絵本の次に読みたい童話】食べることが好きな子にも苦手な子にも。レンコンの奇想天外な自分探し

どんな子におすすめ？

　料理に関心がある子どもにおすすめ。“マイ包丁”を持つれおくんに憧れて、料理に挑戦したくなりそう。

　和食や煮物が苦手、食材にあまり興味がない子にもおすすめです。一見地味な存在のレンコンが「れんこちゃん」というキャラクターとして「自分は他のものになれるのではないかしら」と葛藤する姿や、「なぁんだ。わたしはわたしのままで、よかったのね！」と喜ぶ姿を見ると、煮物のレンコンにも愛着がわくのではないでしょうか。

　苦手な食材があるお子さんは「なぜこの食材が苦手なのかな」とちょっと立ち止まって考え、興味を持つきっかけになるといいですね。

れんこちゃんのさがしもの (福音館創作童話シリーズ)

戸森 しるこ,スケラッコ

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ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日（こうしょこうじつ）」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。