幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

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あらすじ

 れおくんは、食べることが大好きな男の子。お父さんは料理が得意で、よく「これ、かきまぜてみて」「ひっくりかえしてみて」と、れおくんにお手伝いをたのみます。

 そんなある日、夜ごはんを準備中のお父さんがれおくんに手渡したのは、皮をむいたレンコン。れおくんはお気に入りの包丁で切ろうとするけど、かたくてなかなか切れません。力を入れるとようやく……「スットン!」と切れました。そうしたら、まな板の上のレンコンが「こんにちは。れんこちゃんよ」としゃべったのです。れおくんはびっくり。しかもお父さんが「煮物になってもらおう」と言うと、「煮物になるのは、いやっ」と飛び上がってキッチンから逃げ出してしまいます。

 野間児童文芸賞受賞作家・戸森しるこさんによる、へんてこでおもしろいレンコンの冒険のお話です。

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大和田佳世
ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。

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