今、夏バテの強い味方「きゅうり」の美味しい季節
きゅうりの原産地はヒマラヤ山脈。夏野菜の代表選手です。
なんと世界一栄養の少ない野菜としてギネスに登録されています!
きゅうりの成分は96%が水分でほとんど水、少量のビタミンB2、C、A、ミネラル、カリウムなどが含まれています。
そんなきゅうりに含まれているカリウムやフラボン系の成分が、体内にある過剰なナトリウムと交換分解して、排出を促し尿の量を増やす利尿作用の働きをします。体内に余分な水分がたまって起きるむくみの症状にも効果的です。
このように、水分が多いため消炎作用があり、利尿を促すので体内の解毒作用にもつながり、
きゅうりは、夏バテやむくみ、日焼けややけどなど、さまざまな症状に昔から重宝されてきました。
井戸水で冷やしたキュウリをが子供のおやつだった頃、クーラーもない時代でしたから理にかなったおやつだったのですね。浅漬けやもろみ味噌で、お酒のあてにもなりました。
夏バテの体に強い味方のきゅうり。今がまさに旬でそのまま食べてもおいしいですが、簡単に摂取できるレシピもご案内します。
クールダウン&デトックス!きゅうりを使ったアメリカの知恵知ってますか?
夏バテ防止のため、毎日常備するウォーターにスライスしたキュウリをいれて飲み親しまれています。
さっぱりしてごくごくいただけます。
■きゅうりのデトックスウォーター
≪材料≫
きゅうり 1/2本
低農薬レモンもしくはライム スライス1枚 (なくてもOK)
ミネラルウォーター 500ml
≪作り方≫
1きゅうりはスライサーか包丁で薄切りにします(ピーラーでもOK)
2レモンやライムはワックスや農薬を落としてスライスします
3冷蔵庫で3時間ほど冷やします
夏バテ防止!きゅうりを使った日本の知恵ご存じですか?
古くは鎌倉時代の陣中や農村で食べられていた料理だそうで、各地につたわっています。ごまの香りと薬味の香りが豊かで食欲を誘い、さっぱりいただけます。
■夏バテ防止 おいしい冷汁
≪材料≫
きゅうり 2本
きぬこし豆腐 2分の1丁
大葉 3枚
味噌 大さじ3
白ごま(すったもの) 大さじ3
冷やしたミネラルウォーター(だし汁もしくはこんぶ水) 350cc
しょうゆ 小さじ2分の1
≪作り方≫
1きゅうりは薄い輪切りにし 塩少々をふりしばらく置く。水で洗って 水気を絞る。
2豆腐は水切りし 1・5㎝角に切る。
3フライパンに味噌を広げ 弱火で香ばしく少し焼く。
4ボールにごま みそ ミネラルウォーター(こんぶ水やだし汁も美味しい)を加え混ぜ、しょうゆを加え きゅうりと豆腐を混ぜる。
5刻んだ大葉をのせる。
※お好みで、みょうがやアジの干物をほぐしたものを加えると、風味豊かになります
※すべてをフードプロセッサーにいれ和風のスープでも召し上がれます
新鮮でよいきゅうりの選び方をチェック
とげはさわると痛いほどしっかりしているのが良いです。
淡緑色で全体に白っぽい粉がふいたようになっているほうが歯ごたえがある種類で新鮮です。
最後におすすめのもう一品はこちらです。
たくさんキュウリがあるなら、倍量つくって常備してもいいですね!
■食欲がわいてくる、とまらないきゅうりのカリカリ漬
≪材料≫
きゅうり450g (約3本)
醤油 150cc
砂糖 45g
酢 60cc
鷹の爪 1本
生姜 ひとかけ
顆粒だし 少々
≪作り方≫
1. 鷹の爪はそのままか小口切り、生姜は千切りにする
2. きゅうり以外の材料を大きめの鍋に入れ、一煮立ちさせたら鍋を火から下ろす
3. きゅうりを太めの輪切りに切り、鍋に投入、そのまま冷めるまで置く
4. ザルでこしてきゅうりと漬け汁にわけ、漬け汁は再び鍋に入れて一煮立ちさせ、また鍋を火からおろす
5. 3.4を3回ほど繰り返し、出来上がり !きゅうりに火をいれず、漬け汁をしみこませるのがポイント。
きゅうりの力をとりいれ、夏バテや熱中症の対策を万全にすごしましょう!
※一部記事を修正しました