20日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系・午後10時)に、マルチタレントの伊集院光がパネラーとして出演。数多くのテレビ番組で豊富な知識を披露し、存在感を示している伊集院光について、特に読まれた記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年1月13日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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「ブレークタレント」と言われると、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、最近なら自衛隊芸人のやす子、アーティストのあの(あのちゃん)のようなフレッシュな顔ぶれである。
しかし、実は昨年、意外な人物が密かにブレークタレントと呼ばれるポジションに上り詰めていた。
12月31日深夜(1月1日午前)放送の『あちこちオードリー新春SP』(テレビ東京)にて、オードリーの若林正恭に2023年はどんな年だったかをたずねられて、伊集院光は「どうやら俺、やっと売れたっぽい」と答えていた。
伊集院の話によると、2022年3月に朝の帯ラジオ番組『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)が終了したことで、伊集院のスケジュールが空いているという情報がテレビ制作者の間にじわじわと広まっていった。そこからテレビの出演依頼が少しずつ増えていき、2023年にはそれがピークに達していたというのだ。
280本のテレビ番組に出演
株式会社エム・データが発表した「2023年TV番組出演ランキング」によると、伊集院は2023年に280本のテレビ番組に出演している。これは全テレビタレントの中でも突出した数字であり、冠番組やレギュラー番組がそれほど多くはないタレントとしては驚異的な記録である。
しかも、「ラジオの帝王」として知られる伊集院は、相変わらずラジオに軸足を置いた活動をしている。週11本のラジオ番組に出演しながら、テレビでもそれだけの稼働を続けてきたのだ。オードリーの2人も「大ブレークしてたんですか!」「ブレークタレント」と、驚きの声をあげていた。