「しもしも~?」などのバブリーなネタで大人気となった芸人・平野ノラさんは、3歳になった”バブ子ちゃん”との生活の中で、今までにない「幸せ」を味わっているのだそうです。その幸せとは? そして、どんな子育てをしているの? 気になるあれこれを聞きました。「AERA with Kids2024年春号」からお届けします。※後編<平野ノラ、3歳の娘がいても家がスッキリ片付くのはなぜ? 「娘の意思を尊重しながら手離す!」>に続く
【写真】おそろい衣装を着た平野ノラさん家族ショットはこちら娘が生まれる前から“夫育て”をスタート
産後2カ月で仕事復帰しよう。そう決めていた私は、娘が生まれる前から“夫育て”をスタートしました。のんびり屋の夫を鍛え上げて、予定どおり、2カ月というぶっとびの早さで仕事復帰を果たしました。
といっても、計画的に準備したとか、夫婦で話し合ったというわけじゃないんです。うちの夫は、言われたことだけをやるマイペースタイプ。だから「あれやったの?」「これやったら?」と私が現場監督のごとく指示を飛ばしたわけですが、監督の雷が落ちるのも怖かったんでしょうね(笑い)。洗濯やごみ出し、皿洗いなど、その時々でやれることをやれるまでに自然と成長。私が仕事を再開してからは、最初こそ心配で「公園に連れて行ってね」「バブ子にはこれを食べさせてね」などと世話を焼いたものの、娘と二人きりで留守番してくれています。
そう言うと「あれこれ指示を飛ばされて、旦那さんは文句を言わないの?」と思われるかもしれないですが、いやいや、子育ては夫婦の協力が大事ですからね。ブツブツ言っている時はあるものの、夫はほどよく右から左に聞き流せるタイプなのも、いいのかもしれません。不機嫌になることもなく、娘と遊んだりするのも上手で、なんだか楽しそうにやっています。
ただし、自分が干した洗濯物を眺めながら「今日も洗濯できたぞ!」とか「洗濯物が風に揺れている……」なんてわざわざ声に出して、“やりましたアピール”は欠かさないですけどね。
次のページへ母・夫・私のチーム体制