河合優実(写真:アフロ)
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 大型連休の真っ最中。今年1月~4月末までに多く読まれた記事を紹介します。見逃していた記事も「こんなことがあった」という話題も、ぜひご覧ください(この記事は「AERA dot.」で2024年3月14日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のもの)。

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 今期ドラマで、視聴率以上に世間をにぎわせているのは「不適切にもほどがある!」(TBS系)だろう。不適切発言連発の主人公が昭和から令和にタイムスリップするという荒唐無稽な物語を、ヒットメーカーの宮藤官九郎氏が軽妙なセリフと巧妙なストーリで構築。ネットフリックスなど配信系でも見られるとあって、SNSでは毎話終了後はお祭り状態になっている。

 そんな話題作でひと際存在感を見せつけているのが女優の河合優実(23)だ。80年代アイドル風のヘアスタイルや、セーラー服の上からスタジャンを羽織る昭和の女子高生ぶりがハマりすぎていて人気沸騰。その顔立ちから“令和の山口百恵”との異名まで生まれている。

 それにしても、なぜ今、河合にここまで注目が集まっているのか。民放ドラマ制作スタッフはこう語る。

「宮藤さんの脚本ではパワーワードが多く、セリフが面白いので芝居をやりすぎてしまいがちなのですが、彼女はその空気感を見事に咀嚼し、コメディエンヌとしての瞬発力を発揮しています。第1話冒頭で『起きろブス、盛りのついたメスゴリラ!』と主人公によって不適切な言葉で起こされるところから物語は始まるのですが、その受けの演技から素晴らしい。レトロな顔立ちでアンニュイな演技なので、不適切なワードを浴びせられても決して視聴者を引かせない。そのうえ、凛としたリアクションと口汚く応戦する芝居が本当にうまい。まだ23歳で平成生まれなのに、他の演者よりも昭和な雰囲気がジャストフィットしており、所作も含めて天性の才能すら感じます。今までは知る人ぞ知る存在でしたが、これからは間違いなく無視できない女優になっていくでしょう」

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