東大の入試が先週末からスタートした。例年、合格者のうち女子は2割程度。だが、全国からえりすぐられた秀才女子たちはときに、「東大卒は結婚に不利」というバイアスがかけられる。果たして、彼女たちは本当に結婚に苦労しているのか? 東大卒業/在学中の女性約1200人が所属し、婚活サポートも行う同窓会組織「さつき会」に、東大OGのリアルな結婚事情について聞いた。
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1月14日、さつき会は「東大卒業生交流会」というオンライン婚活イベントを開いた。参加資格は、「25~60歳の、東京大学・大学院卒業生、及び在籍したことがある男女」。当日は男性14人・女性12人がバーチャル空間に集い、10分ごとに話し相手を代えて会話を楽しんだ。
今回で15回目となるこの婚活イベントは、2015年に、同窓生たちの要望を受けてスタートした。当初は着席のランチ会の形をとっていたが、「近くの席の人以外とも話したい」というニーズから立食形式に、次は「参加者全員と話したい」というニーズから、代わる代わる1対1で懇談する形に、そしてコロナ禍を機にオンライン形式へと変化していった。
さつき会の会員は50~60代が多いが、近年はネット検索やFacebook広告をきっかけに申し込んだ20代の参加者も増えており、「まずは東大卒同士のフランクな会で、婚活がどんなものなのか体験してみたい」という、“はじめの一歩”の場として活用する人も少なくないという。