占いでよく使われる運気の折れ線グラフは、上下に浮き沈みするので、「運気がいい、悪い」という見え方になりますが、それだと善悪のようにも感じてしまいます。

 しかし、運気が悪い=「悪」ではありません。そこで僕はいま「振り子運動」に置き換えてみました。

 振り子は左右の動きなので、「いい、悪い」といったイメージにはなりません。じつは「いい、悪い」から脱却した方が「運の正体」を捉えやすいのです。 

 では、「運気=心の振り子運動」だとして、振り子は左右に揺れますが、これが何を意味しているのでしょうか?

自分らしさ=運気がいい? 自分らしくない=運気が悪い?

 それは「自分らしさ」と「自分らしくない自分」です。この現象を説明すると、次のようになります。

・片方に振れる → 自分らしさが出る

・もう片方に振れる → 自分らしくなくなる

 運気に当てはめると、こうなります。

・自分らしい方向に振り子が振れたとき = 「運気がいい」と感じるとき

・自分らしくない方向に振り子が振れたとき = 「運気が悪い」と感じるとき

 人間とは面白いもので、誰にでも得意なことと苦手なことの傾向がありますが、得意なことばかりやっていてもどこかで飽きるんです。

 この飽きたときが、振り子が片方に限界まで振り切れて、逆に動き出したときです。

暮らしとモノ班 for promotion
窓拭きロボ、油なしのオーブン、脱臭ハンガー…家事に革命を起こす"時短家電”
次のページ
人の心は同じ所にとどまっていられない