「外出するときにおしゃれをしない」は悪循環
しかし、時間とともに、いずれみんなマスクを外すようになるでしょう。
でもマスクを外しても、コロナ前のようにしっかりメイクしなくてもよいのでは? とか、男性なら無精ヒゲのままでもいいじゃないか? と思う人が出てくるのではないでしょうか。
マスクを外して、コロナ前の習慣に戻る人が大半だと思いますが、それでも戻らない人も少数ながらいるような気もします。
「見た目を若くしたい」とか、「外出するときはおしゃれをしよう」といった気持ちがなくなってくると、その後の老け方に悪循環が起こると思います。
お化粧をしたり、ヒゲを剃る意欲がなくなると、外出するときにおしゃれをしようという気持ちがなくなってくるでしょう。それとともに、見た目を若くしようという意欲が低下していきます。
さらに、おしゃれをする気がなくなると、出かけたいという意欲もなくなってくるので、家から出る機会も少なくなるでしょう。その結果、体力も脳の働きも低下します。
このような悪循環で、見た目はどんどん老けていくのです。
最後に恋愛したのはいつですか?
40代から意欲の低下が始まると言いましたが、もちろん個人差はあります。50代でも60代でも、意欲が衰えない人もいますし、そういう人は見た目も若々しく見えるような気がします。
40代から意欲が衰える要因として、とくに男性に多いのが、その年代で出世できるか、そうでないかがほぼ確定することがあります。
サラリーマンが出世をあきらめると、「もう俺はこれ以上よいことはないだろう」と思って、新しいことに挑戦する意欲を失ってしまうのではないでしょうか。
もう1つ、40代くらいから意欲が低下する要因に、異性への関心がなくなることがあると思います。実は、私は見た目年齢を若返らせるには異性への関心がもっとも重要な要素の1つだと思っているのです。
LGBTQの時代では、恋愛への意欲といってもよいかもしれません。恋愛が重要であるのは、女性にも男性にも言えることです。
ところで、本稿を読まれている方は、最後に恋愛したのはいつだったか覚えていますか? 結婚してから一度も恋愛していないというなら、ちょっとさびしいですね。