その成長を間近に見ることができる小学校時代に、教育を学校任せにするのはもったいないなとも考えました。
一方で感じたのは、先生方の大変さです。平日も週末も関係なく、何とかして子どもたちの成長のために力を尽くしたいという姿には、本当に頭が下がる思いでした。
同時に、先生方がこれだけ努力しておられるのだから、子どもたちの教育に最終的には責任を持つ私たち親が、しっかり学校に関わって先生方をサポートしなきゃいけないなと、実際に学校の「中」に入ってみて強く感じました。
それを可能にするために、会社で「PTA休暇」のような制度を作るのも一案かもしれません。年に何回かは学校に行き、たとえば校内の掃除をするだけでもいい。自分の子どもが通っていてもいなくても、地域にある学校の教育をサポートすることに関わっていく。全員参加で社会を作っていくために、大切なのではないかと思います。
※AERA 2023年10月23日号