「コンビニ百里の道をゆく」は、54歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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この3年半ほどのコロナ禍の日々で、皆さん様々なことがあったと思います。私も本業の仕事以外に、とても印象深い経験をしました。子どもの通う小学校のPTA活動に関わったのです。
副会長を2年、会長を1年間務め、今年5月に開かれた令和4年度の総会で、年度決算を報告して皆さんに承認いただき、役目を終えました。学ぶことの多い日々でした。
参加をお声がけいただいた頃はちょうど、小中高の学校に休校要請が出たりで「これから学校はどうなるんだろう」と皆が不安に思っていた時期。先が読めない状況でしたが、お引き受けしたのです。
あらためて強く思ったのは、「小学校の6年間って、すごく大事だな」ということでした。子どもたちは6年生の段階でもまだ、真っ白なキャンバス。ものすごい吸収力で心身ともに成長していく姿に、目を見張る日々でした。