「走ることが苦手。頑張りたいけど、頑張れません」と悩んでいるのは、小学4年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。頑張る方法を伝えながらも、頑張れない気持ちを大切にすることを優先させることも大切だといいます。
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【よしおの答え】
のんピーヤ、「頑張りたいけど頑張れない」、その気持ちすっごくわかるよ。心とからだってすごく密接につながっているから、苦手なことがあると体調を崩してしまうのもよくわかる。よしおも、テレビの収録前は緊張しちゃっておなかを壊すことがしょっちゅうあるよ。シャトルランや持久走って、クラスのみんなと一緒にやるから、できないと悔しいっていう気持ちにもなるよね。
よしおが苦手なことと言えば、狭くて暗いところ。昔テレビの収録で、ドッキリ番組の仕掛け人をやることになったんだ。湖に宝箱が浮いていて、ターゲットの人が泳いで宝箱を探しに行くんだけど、よしおは宝箱の下で待機していて、その人を驚かせるっていう役目だった。だけど暗くて狭いところが耐えられなくなって、一か八かで海面に上がったんだ。
そうしたら、ターゲットは50メートルくらい先にいて、大失敗……。よしおはパニックになっちゃって、病院に行くことになってしまったよ。こんなふうに、誰でも苦手なことはあるから、走るのが苦手なことに後ろめたさは持たないでほしいな。からだに影響が出てしまうのも、心とつながっている証拠だよね。
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