向井康二が「人生でいちばん大事」なものは？　愛の人であることを「常に意識」

　黒柳徹子との朗読劇「ハロルドとモード」に、ハロルド役で出演する向井康二さんがAERAに登場。劇中のセリフにちなんだ質問を投げかけると──。AERA 2023年9月25日号より。

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　向井康二は、愛の人だ。

　本人も「それは常に意識してますよ」とすぐさま頷いた。意識的にというよりは自ずとあふれだしている印象を受けるが、「自然に出るよ。ただ、人って忘れるやん？　愛を当たり前やと思っちゃう。やから、めっちゃ気をつけていることではある」と言う。

　9月28日から出演する朗読劇「ハロルドとモード」には、「この世界に何より足りないのはやさしさだ」という、黒柳徹子演じるモードのセリフがあるが、向井なら、何が足りないと考えるのだろうか。

「やさしさっていうか、思いやりじゃない？　俺も自分中心になっちゃうときもあるねんけど、相手のことをちょっとでも考えながら生きていくと、やさしくなれるから」

　やさしさ、と言えば、忘れられないエピソードがある。テレビ番組で猿にドッキリを仕掛けられた向井が、驚きすぎて大声を上げ椅子をひっくり返したあと、すぐさま猿を気遣ったことだ。当時、SNSにはそのやさしさに打たれた人々の声が広がった。

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