携帯料金平均額と節約状況(マイボイス公式サイトより)
携帯料金平均額と節約状況(マイボイス公式サイトより)

 いまや、携帯電話は1人1台が当たり前の時代。水道、電気、ガスのようなライフラインと同じように、毎月欠かさず利用料金を支払うものといっても過言ではない。更に、近年は、ガラケー(従来型携帯電話)からスマートフォンへの変更が増えているが、携帯大手各社の通信料金の上限は、ガラケー向けよりもスマートフォン向けのほうが高く設定されてきた。これを解消する策として、携帯大手各社では今年夏から月々に高速通信で利用できる通信量を家族内で共有できる料金体系を導入した。この体系をいちはやく導入していたNTTドコモでは、通話定額と合わせた「カケホーダイ&パケあえる」の契約件数が、導入から3カ月で800万件を突破しているという。

 調査会社のマイボイスコムが、小学生から25歳以下の子どもがいる30~50代の女性300人(携帯大手各社ごと100人)を対象に行った「携帯電話料金に関する意識調査」では、多くの家庭で通信費が高騰しているという結果が浮き彫りとなった。

 家計の中で「ここ数年で費用が増えていると感じているもの」を尋ねたところ、「携帯電話・スマートフォンなどの通信費」が59.0%で1位となり、「食費」の57.7%、「教育費」の52.7%、「ガス・水道・光熱費」の49.3%を上回った。

 そのためか、携帯電話の通信料金・通話料金の高さに対して、「不満に思う」が48.3%、「やや不満に思う」が37.3%という結果となり、合計すると85.6%の人が何らかの不満を持っていることが伺えた。

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