ジェイ・Z、故プリンスの未発表曲ALのリスニング・パーティーの開催を発表「業界内で最も勇敢な人物の一人」
ジェイ・Z、故プリンスの未発表曲ALのリスニング・パーティーの開催を発表「業界内で最も勇敢な人物の一人」
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 故プリンスの未発表トラックが14曲収録されたアルバム『Originals』が、TIDALで2019年6月7日に先行リリースされるが、選曲に携わったTIDALのオーナーであるジェイ・Zが主催するリスニング・パーティーが米ロサンゼルスで開催される。

 アルバムの楽曲はジェイ・Zと、プリンス管理財団のトロイ・カーターが選曲したもので、ほとんどが80年代に録音されており、プリンスがほかのアーティストに書いた楽曲のオリジナル・ヴァージョンが含まれている。リリース前日の6月6日にLAで開催されるパーティーほか、スペイン、ポーランド、ブラジルでもアルバム・リリース・パーティーが開催される予定だ。

 ジェイ・Zは声明で、「プリンスは、芸術的自由や所有権のために先頭を切った。私が思いつくかぎり、業界内で最も勇敢な人物の一人だ。彼は自分の戦いを継続すると、われわれをー私だけでなく、TIDALを信じてくれた。彼の音楽を通じてそのレガシーを伝えていくことは、アーティストに力を与えることに専念している団体として断ることができない名誉だった。これにより彼の真のファンにカーテンの裏側を覗いてもらえる」とコメントしている。

 生前プリンスは、ジェイ・Zのイニシアチブに協力的で、2015年発表のアルバム『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン&ツー』を独占配信する権利をTIDALに与えていた。当時プリンスは、「音楽業界にとって極めて重要なこの時期に、本物のミュージシャンが可能なかぎり最高の結果を得るために制作につぎ込む労力を、ジェイ・Zと彼がTIDALに集めたチームは認め、称賛してくれることが、一回ミーティングしただけでわかった。次に、われわれが慣れた方法で再び芸術を作り続けられる非制限的契約をTIDALは提示してくれた。彼らの手厚い支援にとても感謝している」とコメントしていた。

 『Originals』は2019年6月7日にTIDAL限定で先行配信されたあと、6月21日に他社サービスでも入手可能になる。CDとアナログ盤も7月19日に発売される。